洗剤の話

【赤ちゃんの皮膚トラブルについて】

おっぱいケアや育児相談でよく聞かれる
赤ちゃんの皮膚トラブル。

保湿しているのに乾燥肌でカサカサです、
治ったと思うとまた乳児湿疹ができてしまいます、
そんなママたちにいつも確認することがあります。

「肌着や服は綿100パーセントですか?」

綿は汗の吸収がよく、肌に優しいのですが
ポリエステルが入っているものも多いです。
ポリエステルは汗や汚れの吸収が悪いため
皮膚トラブルを起こしていることも。

赤ちゃんの肌に触れるものは
服のタグで素材を確認してみてください。

あとは、
「洗剤は何を使っていますか?」
ということも聞きます。

ほとんどのママが
市販の洗剤で柔軟剤も使っています、
と言われます。

まずテレビCMでよく流れている洗剤は
界面活性剤が入っています。
汚れを落とすための強い成分が含まれているのに
すすぎは一回で水も少量でOKと書いています。
その通りに使用すると
界面活性剤が衣類に残り、
肌トラブルにつながります。
(赤ちゃん用と書いてある洗剤も
成分表を確認してみてください)


私のおすすめはシャボン玉スノールの洗剤。
入っているのは石けん成分のみです。
毎日の洗濯はこれだけです。

洗濯の基本は
衣類がしっかり浸かるたっぷりの水で洗うこと、
(水だけでも汚れは7割落ちます)
肌に優しいといわれる洗剤でも、使用するなら
すすぎをきちんとすることです。

子どもの食べこぼしや布おむつについた便、
布ナプキンについた経血など
頑固な汚れは写真のさんそ洗剤もおすすめです。
一晩漬けておくだけで真っ白になります。

成分は「過炭酸ナトリウム」のみです。
洗濯用だけでなく台所用品やおもちゃの消毒にも使えます。
よく見る重曹やセスキ炭酸ソーダよりも
洗浄力は高いですが、肌や自然に優しいです。

そして柔軟剤。
私は息子の妊娠中、
つわりでにおいに敏感になり、
妊娠前に使っていたお気に入りの柔軟剤で
よけいに吐きそうになりました。

それから柔軟剤は使えず、
市販の洗剤もにおいがつらかったので
シャボン玉スノールや過炭酸ナトリウムで洗濯するようになり、
においから解放されました。

柔軟剤を入れなくても
服がゴワゴワになることは無かったです。

ただの香り付けで
今まで使ってたんだな…とそのとき知りました。

柔軟剤は香りを持続させるために
マイクロカプセルが入っています。
天然の香料ではないため
それで体調が悪くなる人もいます。
(「香害」で苦しむ方も多いです)

最近では
シジミから柔軟剤の成分が検出されたとニュースになっていました。
実際にシジミから柔軟剤の香りがしたそうです。

私たちが生活排水で出したものは
浄化槽に送られてまた自然に帰っていきます。
浄化できない成分は
食べもの、飲みものとして
巡り巡って私たちの体に帰ってきます。

赤ちゃんの肌トラブルに悩んでいる方、
話が大きくなりましたが
まずは服の素材がどうなのか、
そして毎日の洗濯洗剤がどうなのか、
そこから見直してみませんか。
見直してみると、自然にも優しく、
自分の体調も良くなるかもしれません✨










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