分泌過多について
(動画はInstagramにあります)
助産師向けの乳房ケア研修に、
現在は助産師ではなく保健師として
地域で働いている助産師さんがきてくれました。
動画は母乳分泌過多について話しています。
分泌過多は赤ちゃんが飲む量よりも
多く母乳を産生している状態です。
「出ないよりいいじゃない!」と、
相談にいってもそんな言葉で返され
傷つくママも多いです。
分泌過多の方は授乳をしても
常におっぱいがはっていて、
乳腺炎のリスクがあり、
抱っこをするのもあおむけで寝るのもつらく、
日常生活や育児に支障をきたします。
いろいろな原因があることも知っておき、
分泌がおさまる・止まるメカニズムを助産師が知っていれば
分泌過多で悩むママのサポートを
自信をもってすることができます。
オートクリーンコントロールとは?
FILとは?
それを知ると、
断乳ケアにも役立ちます。
ケアの方法のひとつに片乳授乳というものがありますが、
これをする場合は
必ず定期的に助産師がケアに入ることをおすすめします。
その際のマッサージの方法であったり、
自己ケア、過ごし方をママにお伝えします。
他にも素晴らしい質問をたくさんしていただきました。
*産後2か月程の方で、母乳で育てたいが分泌が追いついてない人に対し、分泌増加のためにできる支援、また逆にミルクでもいいんだと思える声かけについて
*哺乳瓶拒否の児への支援(体重増加のためにはミルクを足した方がよさそうだか、嫌がって飲まない)
*妊娠高血圧予防のために避妊時や妊娠中にできること
*乳腺炎と食事の関係について
*乳房マッサージのやり方(基本的な手技としこりや発赤があるときの方法、医療機関を受診する目安)
*白斑や血乳の原因、それがあるときの授乳支援
*乳頭亀裂のケア
*授乳時間の目安(片方だけで終わる傾向にあっても、5分程で切り上げて反対側を飲ませずに、片方をしっかり飲ませた方が良い?)
*しお助産院さんで 現在やっている取り組みや教室について
*お母さんたちの困りごとで多いこと(支援が必要な内容、相談が多い月齢等)
「開業はまだ自信がないけれど
地域でママたちを支えていきたい」
そんな思いを、時に涙を流しながら
話してくれた助産師さん。
私はそんな熱い気持ちをもってくださっている方が
同じ佐賀県にいるというだけで
ものすごく心強く、嬉しかったです。
研修も
「3時間あっという間に過ぎて楽しかった!」と
言っていただきました。
講義研修を受けた方は
実技研修に来ていただくこともできます。
実際にどのようなケアを助産院でしているか
それも勉強になればと思います。
またお待ちしています!
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