断乳や卒乳について
断乳と卒乳の違いについて。
断乳とはママの都合でおっぱいをやめること。
卒乳はお子様のほうからもうおっぱいいらない!と卒業されること。
◯才までに断乳したほうがいい、
本当は卒乳のほうがいい、
など、いろんな情報があります。
私はいつおっぱいをやめてもいいと思いますし
やめる理由がないなら3才、4才まで続けても良いと思っています。
断乳でも卒乳でもどちらでも良いのです。
断乳の理由として多いものが
次のお子様をご希望の場合
断乳したほうが体は次の妊娠へ向けて
ホルモンが切り替わるので
そのタイミングでも良いと思います。
生理はきていても授乳を続けているうちは
授乳するホルモンのほうが優位です。
妊娠のホルモンと拮抗します。
仕事復帰されて疲れているのに、夜間の授乳で
何度も起きるのがつらいのであれば
もうおっぱいをやめてもいいと思います。
寝不足で元気のないママよりも
よく寝てご機嫌なママのほうがお子様も嬉しいです。
おっぱいをあげると嫌な気持ちになって
不快感しかない(D-MARという症状です)
ならば無理してあげなくて良いです。
ミルクでも赤ちゃんはちゃんと育ちます。
ママがおかしいわけではないです。
乳腺炎を繰り返して
また熱が出るのが怖い、毎日怯えながら過ごしている
という方もいらっしゃいます。
乳腺炎は高熱が一気に出ますので
体も心も負担は大きいです。
どんなに食事に気をつけていても
授乳間隔に気をつけていても
繰り返すことがつらいならやめていいです。
いろんな事情があっての決断です。
ご自身の決断に間違いはないです。
どうやって断乳をしていけば良いのか?
まずはご主人やご家族のサポートがある連休がおすすめです。
11月の三連休に断乳された方も多かったです。
おっぱいで寝てくれていた子は
おっぱい欲しいー!と泣きます。
夜も何度も起きます。
おっぱい以外の方法で寝かせないといけないので
ご主人やご家族と交代で
だっこしたりミルクやお茶を飲ませたり
深夜のドライブにいく方もいます。
(車の振動が心地よくて寝てくれる子もいます)
1人でそれをするとなると、夜中で大変ですので
ご主人やご家族とも協力しましょう。
2.3日はよく泣くのですが
それ以降はもうおっぱいは無いんだと理解してくれて
夜もぐっすり寝てくれるようになります。
数日は頑張りましょうね。
そして出来れば早いうちから
「この日におっぱいバイバイね」と
毎日お子様に伝えておきましょう。
お子様にも心の準備が必要です。
いきなり今日からおっぱいバイバイよ、と言われても
準備ができていないので
そのタイミングでお子様が風邪をひいたり
体調を悪くすることもあります。
お互いの心の準備期間をもちましょう。
断乳前に来院される方も多いです。
そのときのおっぱいの回数や離乳食の進み具合、
お子様の体重やおっぱいの状態、
細かくチェックさせていただきます。
「自分の都合で断乳するのが申し訳ない」
「本当はまだおっぱいをあげたい気持ちと葛藤している」
と、涙される方も多いです。
お子様もそうですがママだってさみしいですよね。
でもこれもお互いの成長の第一歩です。
そんな大切な時期に関われるので
私もその気持ちに寄り添いたいと思います。
断乳後はその方によりますが
1〜3回、おっぱいマッサージを受けてもらい
できるだけ乳房の中に残乳がないよう
はりが強く痛い思いをしないよう
ケアさせていただきます。
今日断乳ケアに来られたTさん。
約1年前、産後すぐに乳腺炎でご連絡あり
「そちらのマッサージは痛くないですか?」と
聞かれました。
病院でのマッサージが痛かったようです。
私は痛くないマッサージしかしませんので
それからも毎月来院されていました。
会うたびに大きくなるAちゃん。
もうつかまり立ちもできるようになりました。
今日もマッサージ中はご機嫌でおもちゃで遊んでくれていました。
ずっと見てきたのでもうなかなか会えないと思うと
私もさみしいなとなんだかしんみり。
しかし、これから先も何か困ったことがあれば
いつでも相談してほしいなと思います。
Tさん、Aちゃん、今まで本当によく頑張りました!
私を頼ってくださってありがとうございました😊
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