泣ける場所
産後におっぱいケアで来院されたAさん。
はじめて来られたときから涙がポロリ。
授乳するたびに乳首が痛い。
痛くて痛くて授乳の時間がつらい。
そう言っておられました。
赤ちゃんの吸い方、授乳姿勢、
整えてみると
「痛くないーー！☺️」と笑顔で帰られました。
しかし帰ってからも
また乳首が痛い…を繰り返し。
哺乳瓶を変えたり、
赤ちゃんの口の中をマッサージして
口や舌の動きを整えてみようか、
乳首に保護テープを貼って
乳首の傷を治すことを優先して搾乳してみようか、
それでも痛いなら
本当は極力使いたくないけど
保護器に頼ってみようか、
いろんなことを提案して
私も見守っていました。
来院されるたびに泣いていたAさん。
「授乳がこんなに大変だなんて思ってもみなかった」と
思っていることをいつもたくさん話してくれました。
あまりに辛そうなので
「しんどかったらミルクでもいいんですよ」
とつい言ってしまいましたが
母乳で頑張りたいという気持ちを
あきらめずに乗り越えたAさん。
「今は母乳中心で、乳首の激痛もなくなりました！」と
お宮参りのかわいい赤ちゃんの写真とともに
つい先日、連絡がきました。
そしてそのあとに書かれていたこの言葉。
"泣ける場所、本音を言える場所"
それってすごく大事だなぁと思うんです。
ご主人や家族にも
親しいお友達にも
なかなか話せない、相談しにくいことって
少し距離のある他人のほうが
気を遣わず話せたりするものです。
おっぱいケアに来たからおっぱいのことだけ、
体質改善のセラピーにきたら体質改善の話だけ、
そうではなくて
人には言いにくいけど聞いてほしい、
ご主人のことも
子育てのあれこれも
ご自身の性格や
これからの人生のことも
何でも話してくださいね。
そうやって話していくうちに
ふっと肩の荷が降りて
今までの不調が改善することもあるのです。
一緒に解決策を探しましょう。
答えが出ないかもしれないけど
あなたを心配している人は
私も含めて必ずそばにいることを忘れないでくださいね。
しおさん、しお先生とはよく言われますが
しおお姉さまは初めてで思わず笑いました😂
いつまでも見守るお姉さん的存在でいたいと思います🤝
0コメント