おっぱいの卒業
妊娠中からずっと来てくださっていたMさん。
安産クラスも受講されて
ヨガにも来てくださって。
「おしるしは来たけど陣痛くるのかな〜?」と
予定日あたりに話していたのが懐かしいです。
出産されてから
Mさんの里帰りされていたご実家に
何度もおっぱいケアに伺っていたあのとき。
どうしたら母乳が出るのか、
そんな話を
「なぜそうなるんですか!?」と
いつも興味津々に聞いてくださって。
解剖の話、母乳の出るメカニズム、
おっぱいマッサージをしながら
毎回、話していました。
なのでMさんは助産師なみに知識があります。(笑)
「人体の不思議ですねぇ!!」と
いつも反応がいいMさん。
だから私も楽しくてついつい話しすぎて
うっかり長居してしまうこともありました。
お産のときの話、
命名のときの話、
産後もいろんな話をしましたね。
しょっちゅうおっぱいトラブルがあった時期には
よくお会いしていましたが
気づけば最後に来院されてもう1年。
あれから母乳はまだあげてるのかな、
断乳されたのかな、
そう思っていたときに
「断乳しましたー」と、ご連絡がありました。
久しぶりにお会いしたMさん。
「髪切りましたか?」と気づくのも早いMさん。(笑)
断乳したあとのおっぱいケアは
残っている母乳をスッキリ出しきります。
「断乳してからも母乳出ることありますか?」
という質問に
またまたマニアックにお答えしていたら
「人体の不思議ですねぇ!」がまた聞けました😆
断乳してからお子様の様子はどうだったか
Mさんの気持ちはどうか
話していると涙がぽろり。
断乳されるとママもさみしいです。
さみしくて辛いから話だけ聞いて欲しいと来られる方もいます。
ママもお子様もよく頑張りました。
何が正解とか無いです。
おっぱいをもう終わろう!と思った時が
ゴールでいいんです。
泣きじゃくるお子様をみてつらくなりますが
お子様もおっぱい以外のものに興味を持ち
おっぱいじゃなくても寝れるように必ずなります。
これも立派な成長のひとつです。
ご自身を責めないでくださいね。
最後に断乳証書を読んでお渡ししました。
「つらいこと、たくさんあったなぁ…」と
涙ぐむMさん。
「でもおっぱいあげてるとき、幸せでしたよね」と
言うと
「はい!」
と笑顔になったMさん。
「古川さんのおかげで乗り越えられました」と
嬉しいお言葉、おっしゃっていましたが
Mさんが頑張ったからですよ。
毎日、おっぱいのご相談があります。
母乳が出てるかわからない、
赤ちゃんがなぜ泣いてるかわからない、
乳腺炎を繰り返してつらい、
乳首が痛すぎて授乳をしたくない、
断乳したいけどどうしたらいいかわからない、
いろんなご相談があります。
たくさん話を聞かせてくださいね。
改善策は必ずあります。
ママも赤ちゃんも笑顔で過ごせるのが1番だと思っています。
Mさん、長い間、約2年ですね!
頼ってくださってありがとうございました。
大きくなったYくん、また連れてきてくださいね。
いつまでもこれからも、見守っていますよ!
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