乳腺炎にならないためには?のデイケア

昨日デイケアに来てくださったママ。
何度もおっぱいトラブルを繰り返していました。

乳腺炎までにはなっていないけれど
しこりや白斑がしょっちゅうできて痛い。

痛いからすぐに病院へいって抗生剤をもらって
内服をされていると。

乳腺炎ケアのガイドラインにも記載されていますが
抗生剤の投与が必要なのは
発熱し24時間経過しても解熱しないときです。

むやみやたらに抗生剤を飲んでしまうと
腸内にいる善玉菌まで排除しようとします。
抗生剤を使用すると
お腹の調子が悪くなるのはよくありますが
「蕁麻疹もでてきたのでその薬も飲んでいる」と
おっしゃっていたママ。
腸と皮膚はつながっています。
腸内環境が悪いと肌に出てきますので
抗生剤のせいで蕁麻疹がでてきているのではないか?
という話に。

乳腺炎の予防に葛根湯も飲んでいると。
葛根湯ってドラッグストアでも買えますので
お手軽で安全と思われがちですが
漢方の勉強をした私からみると
1日何回も、何日も飲むものではないです。

本来、葛根湯は「風邪の引き始め」に飲むもの。
ゾクゾクとした寒気を外に追い出すのが葛根湯です。
乳腺炎になると高熱がでます。
その前にゾクゾクと悪寒がしたり関節が痛くなることがあります。
肩がこって痛む時も。
そのときに頓服として飲むのはOKです。

漢方薬だから優しいものと思いがちですが
葛根湯には麻黄(まおう)という成分が入っています。
体を温め汗を出すようにする麻黄。
葛根湯を飲んだスポーツ選手が
ドーピング検査でひっかかるほど
麻黄は交感神経を優位にします。

母乳への移行は少ないといわれますが
薬なのには変わりないので
赤ちゃんが興奮することもあります。

乳腺炎の予防として毎日飲むのはおすすめしません。

抗生剤を飲み、葛根湯を飲み、蕁麻疹の薬を飲み、、
いろんな病院を受診するのも大変だったろうと思います。

まず、おっぱいは今のところトラブルなし。
順調なので内服の必要がないこと。
もし痛みが出てきたら薬の前に
頻回に赤ちゃんに飲んでもらうこと。
母乳をためないようにすることが1番です。
飲んでくれなかったら自分でしぼる。
うまくできなかったらマッサージに来てくださいと伝えました。

いろんな話をしたデイケアでした😊
濃かったですね‪(笑)
しゃべりすぎてすみません😥

「念願のしおさんのご飯だ〜」
と、お昼ご飯はおかわりもしてくださって
とっても嬉しかったです!作りがいがあります。

おっぱいトラブルが続く時は
体が疲れていることが多いです。
たくさん話してストレス発散しましょう。
ゆっくり食べて寝て休息とりましょう。
それをデイケアでサポートしたいと思います。

そして地域のファミリーサポートなど
子育て支援制度をたくさん活用しましょう!
1時間500~600円程度で
上のお子様の送迎や買い物など
お手伝いで来て下さる制度があります。
お住まいの市町村に問い合わせてみてくださいね。
頼れるものには甘えて頼ること!
産後は何よりもご自身の体を1番に優先してくださいね。









しお助産院

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