大人でも悩むこと 最終章
5月に市内の高校へ性教育へ出向いた際に
高校生からの質問で
大人でも当てはまる、お悩みシリーズ
すっかり最終章を更新してませんでした。
最後は
「誰かと比べて自分は不幸だと思う
周りの人の幸せが素直に喜べない」
というお悩み。
「しおさんって悩むことあるんですか?」と
たまにママたちから聞かれます。
楽観的にみえるのでしょうか。嬉しいですよ。
人の悩みのほとんどは人間関係だといわれています。
私も20代のころは
「なんでこの人は平気で傷つけること言うんだろう」
「なんでこの人は人の気持ちに寄り添えないんだろう」
「なんでこの人は自分勝手なんだろう」
と、いつもイライラして
周りに反発ばかりしていました。
そんな悶々とした気持ちで毎日過ごしていたら
人の幸せを喜べませんでした。
「私の方が苦労してるのに」
「私のことを誰も理解してくれてない」
「私ばっかり不幸だ!!!」
誰かと比べてはそんなことばかりが頭をよぎって。
嫉妬して苦しくなって
自分で自分の首をしめていたなぁと思います。
30代になって
いろんな人の本を読んだり
人生の先輩たちから考え方を学びました。
その中で私のひねくれた考え方を変えたもの。
①相手も自分が100%正しいと思っている
「いや、それは絶対あなたが間違ってる」と
思うようなことを言われたとき
私も私が100%正しいと思っているように
相手も同じことを思っているのです。
ずっと昔から仲が良い友達でも
血の繋がった家族でも
育ってきた環境はそれぞれ違うし
いろんな人生を歩んできているので
自分と全く同じ考えの人はいません。
なので、人と分かり合えたり
同じ意見だったときは奇跡なんですよ。
それは当たり前ではなく感謝するべきところ。
同調してくれるのが当たり前ではないのです。
②自分の感情を遠い目でみつめる
「あーーーーむかつくぅーーー!!!!」
って思うことがあったとき。
そればかりが頭を巡ってしまうと
その感情で頭がいっぱいになります。
なんでむかついたんだろう?と考えます。
怒り狂っている自分を
もう1人の自分が冷静に見つめる感じです。
「ああ、私はこの人に大事にされたかったんだな」
と思うと
その相手は自分にとって
本当は大切な人だったんだなと確認できます。
だって、どうでもいい人に
そこまで怒りの感情ってわきませんよね。
とはいえ
それでも怒りがおさまらない人は
「むかつくーーー!!!!」と
誰かに話すのもいいと思います。
助産院でも
「旦那がーー」とか「義母がーー」とか
ひたすら話して帰るママもいます。
「そりゃむかつくよー!」と私も
相づちをうつと
今までたまっていた感情がドバーーと出て
最後は泣いて泣いて、帰り際には
「あ〜スッキリした😊」と
おっぱいマッサージしてないのに
顔も体もすっかり血色が良くなり
帰っていくママが最近多いこと。
どうしても冷静に考えられない時は
誰かに話すことも一つです。
時間とともに必ず冷静になります。
冷静になったら②を考えてみてください。
③不安にさせるものの断捨離
最近は助産師さんから
開業したいですと相談に来られることが多くなりました。
先日は熊本からわざわざ会いにきてくださいました。
その中でいつも出てくる相談は
「他の人はこんなに技術や知識があるのに
自分は持っていない、
だから開業してもやっていけるか不安」
という内容。
インスタやら何やらで
いろんな情報が手に入るようになりました。
いろんな資格をもつ凄腕の助産師が
溢れんばかりにいらっしゃいます。
でもそれをみて不安になるくらいなら
見なかったらいいと思います。
小さなクリニックでしか働いたことなくてー、とか
大きな大学病院でお産は全然とれてなくてー、とか
いろいろ言われますが
そこで働いたからこそ学べたことはたくさんあるはず。
その中で開業を決めたとき
私は地域でこんなことをしたい!という
何かしらの決意だったり、目標だったりが
大なり小なりあると思うんです。
おっぱいマッサージで開業するにしても
誰しもはじめから完璧なケアはできません。
私も日々、ママや赤ちゃんたちから学び
一例一例振り返り、自己学習しています。
私は開業前、大阪の病院にいたとき
お産以外あまり興味なかったので
おっぱいマッサージは苦手でした。
そんな私がおっぱいマッサージを柱に
開業したわけです。
今まで頼ってくださったママたちのおかげで
助産師さん向けのおっぱいマッサージの
研修を受けようと思うくらいに
少しは自信がついてきました。
開業してからコツコツ積み上げていいと思います。
何でもできる、何でもこなせる
凄腕助産師にならなくていいです。
そうなってから開業するなら
果たしていつになることやら?ですよね。
開業したいと思ったときがそのときです。
佐賀でもっと増えたらいいな。
話が飛んでしまいましたが、
自分が不安になることははじめから見ない、
不安にさせる人には近寄らない、
話していて気が重くなる人とは会わない、
自分の信念とは違うことをしている人とは縁を切る、
人間関係やSNSの断捨離してみてください。
自分の思考や考え方のくせ、
周りの環境を整えていくと
「今あるものに感謝」できるようになります。
そんな余裕がうまれると
人の幸せを素直に喜べるし
自分のことも幸せにできると思っています。
(と、日々自分に言い聞かせてます…笑)
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