おくりもの
去年の今ごろ、
赤ちゃんがニップルをつけないとおっぱいを吸えない、と
来院されたFさん。
生後1ヶ月半ごろでした。
乳頭混乱をおこしていた赤ちゃんは
ちょっとお手伝いしただけで
直接おっぱいを上手に吸ってくれました。
そのときのFさんの驚いた嬉しそうなお顔、
いまでも覚えています。
それからときどきおっぱいケアに来てくれてました。
年末年始に断乳され、断乳ケアもおわり。
次にお会いするのは
お二人目を妊娠されてからかなぁ〜なんて
私も嬉しいような寂しいような気持ちになっていたころ
Fさんから贈り物が届きました。
とても素敵なお皿でした。
お手紙も入っていました。
「思い返すと、産後は当たり前に授乳できると
思っていたのになかなかできず
もうダメかな…とあきらめていたときに
古川さんに出会うことができました。
2人のかけがえのない時間を過ごすことができ
幸せな1年でした」
と書かれていました。
思わず涙ぐみました🥲
"産後は当たり前に母乳が出て
赤ちゃんも上手に吸ってくれる"
みんなそう思ってます。
しかし、それがうまくできずに悩むママたちは
たくさんいらっしゃいます。
入院中は助産師が足りず人手不足で
産後のケアまで手がまわらない病院もあります。
もとから母乳育児に熱心ではない病院もあります。
母乳で育ててみたい、
もしそう思われるなら
地域で継続してみてもらえる
助産院という場所があることを覚えておいてくださいね。
必ず解決策があります。
おっぱいの時間が
ママと赤ちゃんにとって
かけがえのない時間だったと書いてくださったFさん。
そのお手伝いができたこと、
私を見つけて最後まで頼ってくださったこと、
私こそ感謝です。
地域で開業して良かったなぁと思う瞬間です。
ありがとうございました。
お手紙もお皿もずっと大切にします🥰
最近は断乳される方が多く
もう助産院を卒業されるのかぁ…と
さみしくなる一方、
「明日産婦人科を退院するのでそのまま行ってもいいですか?」
と、産後すぐから来て下さるママもたくさん。
新たな出会いもあります。
それも日々の楽しみです。
おっぱいにトラブルがなくても
「離乳食のことを聞きたい」
「赤ちゃんの体重を測ってほしい」など
育児相談でも来てくださいね。
今日も離乳食のご相談で来られたママと笑いましたよ😂
はじめてのお粥、作ったものの、
米を研ぎ忘れてた!と(笑)
命に関わること(1才まではハチミツ禁など)だけおさえておけば
あとはだいたい、テキトーでも大丈夫です。
あまり離乳食の本とにらめっこせずに
赤ちゃんの発育や意欲に合わせて
ぼちぼちすすめましょうね。
はじめから100点満点のママなんていないです。
分からなくていっぱい調べて人に聞いて
これで合ってるのかなぁって
この先どうなるのかなぁって、不安な毎日です。
なんとかなります。大丈夫です。
赤ちゃんのためにと、毎日ありがとうございます。
みなさん、じゅうぶん、頑張ってます!
たまにはおいしいもの食べてください。
ご主人に任せて寝る時間を確保してください。
助産院にきて「うまくやれてる!」って
自信をもってください。
いつでもお待ちしてます😊
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