まずは自分
先日、断乳ケアに来てくださったYさん。
はじめて助産院に来られたときは
生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて
ちゃんと母乳が飲めているかと不安そうでした。
あれから約2年。
立派に母乳で育ててくれました。
ご自身の体調不良で
思いがけずの断乳となりました。
いきなりの断乳で
寂しさもあり、子どもへの申し訳なさもあり。
断乳後はホルモンバランスも乱れるため
体も心もなんだか調子が悪い。
と、涙されていました。
おっぱいが大好きだったのに
いきなりやめたから…私のせいで…
子どもが笑ってない。笑顔が少なくなった。
と、おっしゃっていましたが
きっと子どもちゃんは、
おっぱいがない寂しさもあるかもしれませんが
「ママがいつもと違う、ママが笑ってない」と
察しているんだと思います。
私は助産院に来られたママたちへ
いつも言うことがあります。
「まずは自分、自分のことを大切に」
赤ちゃんという自分よりも大切な尊い存在がこの世に生まれ
私はこの子のママだから、お母さんだから、
いろんなことを犠牲にして当たり前。
でもこれが育児だから、みんなやってるから、
そう思って頑張りすぎていませんか。
自分のことを大切にしてないと
他の人に優しくできないです。
こんなことで頼ったら周りの人に迷惑かな?
心配かけないように1人で頑張ろう。
食べれなくても寝れなくても今までやってきたから大丈夫…
そんなことばかり考えていたら
いつか限界がきて
子どもに優しくできなかったり
夫に八つ当たりしたり。
こんな自分がまた嫌になり…負のループです。
どうしたら自分の心に余裕が持てるかを考えましょう。
人に頼ること
それは悪いことではなく
我が子のため、家族のために必要なことです。
ママが笑顔で過ごせることが大前提。
Yさんが体調不良になったのも
断乳せざるを得なかったのも
きっと何かの意味があるし
このタイミングで良かったんだと思います。
体調が落ち着くまでは
いろんな人に頼って、頼って、頼りまくって、
「こんなことも出来なくてごめんね」
ではなく、
「頼りにしてます、ありがとう」の気持ちがあれば大丈夫。
感謝の気持ちは巡り巡って、
良いエネルギーに生まれ変わります。
私の出産祝いにと
だるまさんの絵本とミモザの芳香剤をいただきました。
「しお助産院はミモザのイメージだったから」
と、おっしゃっていました。
看板にミモザがあるのをよく見ていらっしゃった!
ミモザの花言葉は「感謝」
ありがとう、その気持ちを忘れずに。
支えてくれている周りの人に感謝です。
そして、毎日、健康でいてくれている
自分自身にも感謝です。
0コメント