学生さん、頑張ってね。

看護学生さんの実習が終わりました。

おっぱいケアでは訪問まで見学させていただき、
実習期間に協力していただいたママたち、
本当にありがとうございました。

私の看護学生時代…
もうずいぶん前になりますが、
実習、記録、授業、テスト、国家試験…
毎日何かに追われて必死だったことを思い出します。

私は看護師で働く予定で、
助産師にはまったく興味がありませんでした。

産婦人科の実習のときに出会った
学生指導の助産師さん。

厳しすぎると、学生の間でも話題で
産婦人科の実習は行く前から憂鬱でした。

行動計画や目標がちゃんとしてないと
朝から倉庫のような部屋から出してもらえず。
助産師さんの
「なぜ?どうして?」に答えられないと
ママや赤ちゃんに触れることすら、
話すことすら許されませんでした。

でも、
何もせず倉庫で自己学習しました、では
実習したとは言えません。

図書館で新生児に関する参考書を
片っ端からみて、事前学習をして、
新生児のことを頭の先から足の先まで調べ尽くし、
膨大な量のアセスメントをし、
(今思えば、助産師レベル…いや、小児科医レベルで…)
赤ちゃんの沐浴をさせていただきたい!と
申し出た日、
やっと沐浴をさせてもらえたんです。

実習終わりに指導の助産師さんに言われました。

「赤ちゃんとママの2つの命を預かるのが
産婦人科です。
勉強もしてないのに、その命に関わることは
絶対にさせません!」

私はそこで、
ビビビッ!!!と、きたのです。

「こんな責任感のある人間になりたい!
そして、こんな熱い思いをもった助産師になりたい!!!」

と、そこから私は助産師になる決意をしました。

それからは看護学校を卒業後に
大阪で就職して、助産師学校へいきました。
(就職した産婦人科が、助産学校への奨学金制度を
取り入れていたため大阪へいきました)

無事に助産師になれたとき、
あのとき指導してくれた助産師さんに
報告したくて手紙を送りました。
憧れて助産師になることができました!と。

すぐに返事が返ってきて、
「学生のころのあなたをよく覚えてます、
できるようになったら満足して手を抜くところがあるから
いつまでも勉強して頑張ってくださいね」
という内容でした。

たくさん来ていた学生の中の1人で、
たった1〜2週間しか関わっていないのに
私の性格までよく覚えてくださっていたな…と、
また感激したのです。
(そしてその通り、できたら満足して終わるタイプです😂)

あれからその助産師さんには会えていませんが、
あのとき厳しくともその意味を教えていただけたこと、
そして私に助産師という道を切り開いてくださったこと、
今でも感謝しています。

学生さんも実習の中で、
こんな看護師になりたいな、
こんな助産師になりたいな、
そう思える人に巡り会えたら
ぜひ目標にしてくださいね。

たまに意地悪で厳しくする人もいますが
そんな人の言うことは聞いてるフリでOK!
反面教師にしてください。

そして
つらくなったときは原点にかえってください。
「なぜ看護師になりたいと思ったのか?」
思い出してくださいね。

目の前の患者さんに
誠心誠意、自分ができる最大限のことをしていれば
それはきっと相手に伝わります。

しんどいときに優しくしてもらえたことは
一生忘れません。

これから出会う数多くの方々を
一緒に笑顔で支えていきましょうね。

素敵な看護師さんになれますように!
応援しています。







しお助産院

【営業時間】 平日 10:00〜14:00(最終受付13時) 完全予約制です。 産後デイケアは随時受け付けております。

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