助産師向けの研修でした
(動画はInstagramにあります)
助産師向けの乳房ケア研修をしました。
先日、熊本からきてくださった助産師さんたち。
片道2時間半もかけて研修にきてくれました。
みなさん病院勤務で、いずれは開業したい…という
熱意のある素晴らしい助産師さんでした。
産後に乳房マッサージをする意味であったり、
痛みを伴う手技でなければいけないのか?と
疑問をもってくださって。
産褥早期の病的な乳房緊満は防ぐことができますし、
助産師でなくてもママのセルフケアで改善されることもあります。
ぜひ目的をもって、
そして痛みは最小限にマッサージをしてください。
何度もお伝えしていますが
大切なのはマッサージよりも
ラッチオンとポジショニングを整えることです。
その方法も研修ではお伝えしています。
他にも、
・妊娠中の乳頭マッサージは必要か
・乳汁分泌過多の方
→しこりができる原因、種類
→白斑、しこりがあるときのマッサージ
→自宅でのセルフケアの説明方法
・産褥早期の乳汁うっ積の方
→乳汁分泌・乳管開通が緩慢で
乳房緊満が強く乳房へ触れるのも辛い方に
対するマッサージ方法
(積極的な乳管開通マッサージは必要か)
→ママへの声かけのポイント
→温罨法・冷罨法どちらがいいのか
・産褥早期で真性・仮性陥没乳頭、扁平乳頭
などで吸啜困難な状態な方
→ 乳輪乳頭が硬くマッサージしても軟化せず
本人でも搾乳が難しい場合のケアの方法
→ニップル使用の始め方、必要性の評価方法
外すときの支援方法
→プチパットの適切な使い方
→搾乳で乳汁分泌を維持することへの
ママへの支援方法
・乳頭混乱を起こしている児
→赤ちゃんのケアでできることは何か
(コップ飲みは有効的か、など)
→ママへの声かけのポイント…
など、これは一部ですが、
素晴らしい質問をたくさんしていただきました。
3時間みっちりの研修ですが、
「あっという間で楽しかった!」
「これでいいのかな?と思ってたけど、それで良かったんだ!」
「そんな方法もあったんだ!」
「早くおっぱい見たいー!」
と、感想もあり、有意義な研修になったようで
私も嬉しかったです。
助産師向けの乳房ケア研修は
参加者の質問に答えていく内容になっています。
助産師◯年目は関係なく、
病院勤務の方も、開業を目指す方も、
開業している方も、地域で働く方も、
どなたでも参加できます。
妊娠中のケアから、産後すぐ、そして断乳や卒乳まで。
ぜひこの研修で疑問点を解消し、
助産師自身が自信をもって
より良いケアを提供していただければと思います。
日時は参加希望の方と話し合い決定しています。
現在は平日9:30〜12:30でお願いしています。
日時の候補をいくつか教えてください。
福岡、長崎、大分、熊本と、
佐賀だけでなく九州各県からきてくださって
本当にありがとうございます。
遠方の方はオンラインでも対応していますのでご相談ください。
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