学生さんが来てくれていました
今年も好生館の助産師学生さんが
実習にきてくれました。
写真は本日のランチ会の様子です。
ふだんはゆっくりご飯を食べることも難しい産後のママたち、
今日は学生さんが赤ちゃんたちをみてくれたので
お腹いっぱい食べて、たくさん話せました。
学生さんと私に差し入れを持ってきてくださったママもいて…🥲✨
ありがとうございました。大喜びでした。
地域で助産院がどのような役割を担っているか、
この実習で学びになったらいいなと思います。
今年は5月に母乳育児の講義も担当したので
授業で顔を合わせていた学生さんたち。
当院へ実習に来られたときに
「授業の内容は産婦人科の実習でも
役に立ててますか?」と聞いてみたところ、
ひとりの学生さんが、とても嬉しそうに
こんな話をしてくれました。
産後に担当した初産婦さん。
はじめのころは母乳が出ないと
焦っていた様子。
はじめから母乳は出なくて当たり前、
大切なのは産後早期から頻回に吸わせること!と、
私が授業で言ったことを思い出し、
「今は出なくても大丈夫、
赤ちゃんに吸わせることが大事です!」と
ママにお話できたそうです。
そのママは退院前に母乳の分泌が増えてきて、
授業で私が伝えたことを学生さんは実際に体験でき、
そしてそのママもとても喜んでいたと聞き、
嬉しかったです。
しかしその反面、
助産師によるおっぱいのマッサージは本当に必要なのか?と、
聞いてくれた学生さんも多数。
実習中に、
「痛いけど、マッサージをしてもらわないと母乳は出ないんですよね…?」
と、涙目でママに聞かれて、
どう応えていいか分からなかった…とのこと。
産後◯日目だから、とか
乳管を開通させないと出ないから、とか
マッサージしないと分泌が増えないから、とか…
それはマッサージをする理由になるのかを
もう一度考えていただきたいです。
基本的には赤ちゃんに吸ってもらうことができれば
助産師のマッサージは必要ありません。
産後にマッサージが必要な場合もありますが、
もしそれをするならば
・赤ちゃんが吸いやすいように乳輪、乳頭を整える
・乳房内の循環を良くする
・母子分離があったり、赤ちゃんやママの体調がよくない場合、
つまり直接授乳ができない状態であれば必要に応じて排乳する
そのような目的のみです。
もちろんマッサージは痛くないのが大前提!
痛いとオキシトシンが出ないからです。
オキシトシンは乳腺にどのような働きをするか、
学生さん!教科書を振り返ってみてくださいね。
助産師が産後におこなう授乳の援助は、
マッサージをすることではなく、
できるだけ産後早期から
ラッチオンとポジショニングを確認して、
母子に負担なく授乳ができるように整えることです。
みなさんが助産師として働くようになったとき、
「これって何のためにしてるのかな?」と
ぜひ疑問をもって仕事をしてください。
その感覚は学生や新人だからこそ感じるものです。
ママや赤ちゃんにとって不利益なことは
病院全体で考え方を変えていかなければいけません。
妊婦さんから産後の方、
みなさん何かしらの不安を抱えています。
助産師のたった一言や、さりげない言動が、
良くも悪くも心に残ります。
そばに寄り添い、
より良いケアができるように
一緒にサポートしていきましょうね。
もし働き始めて行き詰まったら…
助産師向けの乳房ケア研修にきてください。
応援してます。
まずは残りの実習、そして国家試験まで
突っ走れ〜〜🏃♀️✨✨!!ファイトです!
0コメント