おかげさま
今日はお休みをいただいて
祖母の一周忌のため福岡へ行ってました。
そこでお経を読んでくださったお坊さんが
とても良い話をされていました。
「おかげさまです、という言葉があります。
おかげさまとは、陰のことで、
見えないところへの感謝の言葉です。
今座っている畳の下は陰であり、
そこに柱や石があり
それは目に見えませんが
私たちを支えてくれています。
陰で支えてくださっているものへ
いつもありがとうございます、という
感謝の気持ちで
おかげさまです、と言います。
人は一人で生きているのではなく
いろんなものに生かされています。
そのことを忘れずに
感謝しながら生きていくのです。」
本当にその通りだと思うのです。
何気なく食べているものも
誰かが生産してくださって
誰かが調理してくださって
それをありがたく頂いてます。
感謝の気持ちで「いただきます」と言います。
今お仕事をバリバリ頑張っている方。
働ける仕事場があることに感謝です。
お給料をいただけることにも感謝です。
勤めていた頃に不平不満ばっかり言っていた私は
反省しなければいけません、、
子育て中の方。
悩み苦しむことも多いと思います。
何でも一人でやらなきゃ、こなさなきゃと
必死になっている方もいます。
だから、いろんな人に頼ってくださいね。
まだやれる、まだできる、と無理をすると
心も体も疲れ果てます。
お子様のことをかわいいと思う余裕ができません。
頼れる人に思いっきり頼って、甘えて、
「おかげさまです」の気持ちがあれば
それでじゅうぶんだと思います。
恩は恩送りで
いつか同じようなことで悩む人だったり
苦しい場面に立ち合ったときに
助けてあげたら良いのです。
私は新人の頃に
助産師の先輩方によくごはんをおご馳走になりました。
お金を出そうとすると
「いつか自分の後輩ができたときにごちそうしてね」と
いつも言われていました。
数年後、私は後輩をご飯に誘い、食事代を払いました。
後輩がお金を出そうとしたら
同じようなことを言いました。
「あなたの後輩ができたらその子にごちそうしてね」
きっとその後輩も今はそうして
恩送りをしていると思います。
先輩に悩みを聞いてもらいながら食事をするのは
あのとき本当に助けられたものです。
とても嬉しかったです。
助けてもらったから、いつか恩送りしよう。
それで良いのです。
人に甘えること、助けてもらうことは
恥ずかしいことではありません。
1人で頑張りすぎないでくださいね😊
0コメント