安産クラス
今日は個別で安産クラスに来てくれました。
写真のお子さまが寝返りもまだしてない
赤ちゃんだったころから
(今日はもうバナナを食べてました…早いなぁ😆)
おっぱいケアできてくださっていたママ。
断乳するときまでずっと頼ってくださいました。
「2人目を妊娠したらまたお世話になりまーす!」と
断乳ケアが終わって帰られたときの言葉が
実現した今日。
「今は感染症対策で立ち会いができないし
母親学級もしていないので不安です」と、
安産クラスに来られました。
お子さまがいらっしゃるので
集団ではなく個別で、と
ご主人も一緒に家族みんなで来てくれました。
個別クラスでは
前回のお産のことも詳しくお聞きします。
今日のママは
・前回はパパがさすってくれたけど、痛みをひとりで乗り越えられるか不安
・痛みの緩和法を知りたい
「痛みへの不安」
クラスを受講される理由で最も多いです。
はじめての方は未知の痛みだから怖い、
2回目以降の方は知っているからこそ怖い。
陣痛はみんな同じ痛みです。
ただ、緊張状態にある人の方が
痛みを強く感じやすいと言われています。
陣痛がきた!と思って
興奮して陣痛アプリをずっとつけたり
(スマホをみると興奮状態になるのでみてほしくないです)
頭の中でいろんな考えをめぐらせて
「子宮口が◯センチならあと何時間かな」など
ずっと頭を使っている人も緊張状態です。
緊張状態は痛みを強く感じさせ
体がガチガチに緊張すると
子宮口もなかなか開かないのです。
痛いのにお産がすすまないって一番つらいです。
陣痛がきているときは
呼吸を意識をします。
リラックスできるものに集中します。
アロマ、音楽、好きなクッション、
お気に入りものを持参してください。
力をぬく、ゆるめることが大切です。
好きな体勢をみつけてください。
そのほうが赤ちゃんがおりてきやすいです。
叫びたかったら叫んでもいいです。
叫んでると痛みが楽と言う人もいます。
お産のときは動物にかえります。
いろいろ頭で考えないで、
自分の体に向き合って、
本能のままに過ごしていると
あっという間にお産が進むのはよくあることです。
ママが必死なとき
赤ちゃんも必死で頑張っています。
赤ちゃんはせまい産道を頭の骨をあわせて
できるだけ小さく通ってこようとしています。
全身ぎゅうぎゅうと圧迫されながら
ママに会いたくて頑張っています。
立ち会いができずそばにいてくれる人がいないのは
不安ですよね。
助産師も忙しいとずっと付き添えないときもあります。
でも、ひとりじゃないですよね。
ママの一番近くにいる赤ちゃんのことを
忘れないでくださいね。
一緒に頑張っています。
一緒に頑張りましょうね。
(私も応援してますよ!!)
WHO(世界保健機関)のガイドラインで、
「母子が出産時に潜在能力を発揮することが大切」
と記載されています。
赤ちゃんが生まれる力、
ママが生む力を信じて、お産を迎えられますように。
医療は発展し、周産期死亡率は減りました。
それは素晴らしいことです。
昔は助からなかったいのちが助かる時代です。
しかし産後うつはどんどん増えています。
産後の死因の1位が自殺です。
産後うつの原因の1つに
"出産体験がトラウマになっている"
ことが挙げられています。
産科医療で働く私たちにとっても
死なせずに出産を終える、だけではいけないのです。
いいお産だったなぁ、
もうひとり産みたいなぁ、
お産がおわったあとに
そんな言葉がすぐ出てくるような
お産になってほしいなと思っています。
出産体験が良い思い出ではなかったら
立ち合った助産師や看護師、
私にでもいいので
お産の話を聞かせてくださいね。
バースレビューを一緒にしましょう😊
出産はゴールではなく育児のスタートです。
いいスタートをきれるように
妊娠中から寄り添わせてくださいね。
今日来てくださったママから
「やっぱり古川さんにお会いすると
元気になるし、頑張ろう!って思えます」
と、帰宅後に嬉しいメッセージが…😆
私で良ければいつでも元気玉あげます。笑
どんなお産になるかなぁ
どんな赤ちゃんなんだろうなぁ
私も今からワクワク、ソワソワです。
当院に来てくださっている妊婦のみなさまの
出産報告が日々楽しみです。
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