きみのことがだいすき
先日、一歳の誕生日を迎えた息子の誕生日プレゼントに
大阪で一緒に働いていた同期から絵本が贈られてきました。
「きみのことがだいすき」
という絵本。
きっと内容としては
親から子へのメッセージなんでしょうが
読めば読むほど
私へのメッセージに聞こえて
涙が止まりませんでした。
"あなたが頑張ってるの知ってるよ"
"おつかれさま、よく頑張ったね"
そんな言葉が胸に刺さります。
息子を出産して1年、
こんな言葉、誰にも言われませんでした。
授乳して、おむつかえて、離乳食作って、
死なないように傷つかないようにずっと気を張り続けて。
夜中も何度も起こされて、
疲れが取れないまま日々の家事仕事をこなし。
泣き続けられると、なんで泣いてるのか
助産師なのに分かってあげられなくて
一緒に泣いて。イライラして怒って。
それを1番理解してほしい夫は
産後のメンタルを分かってくれなくて
「離婚だー!」とわめきちらした日々…
夫に八つ当たりしては凹み、
私は母親としても妻としてもダメだと、
自分が嫌になりました。
それでも周りの人には
心配されたくなくて、弱音を吐かず。
「しんどい、もう無理、逃げ出したい!」と、
叫びたかったです。
母親になったのに、母親のくせに…
育児が楽しいなんて到底、思えない日々でした。
この絵本を読んで号泣してる自分に
この1年相当しんどかったんだな、と思いました。
同期に
プレゼントありがとう、
この1年はずっとつらかった、と連絡しました。
同期からの返事には
「助産院にきてくれるお母さんたちにかける言葉そっくりそのまま
頑張ってるよ、それでいいんだよって
自分も言ってもらっていいのさ。
時々は助産師の肩書き外して、泣いてもいいよ!
毎日おつかれさま!」
と、書かれていました。
息子が寝息を立ててる横で、その返事にまた泣きました。
そうか、こうやって言ってくれる人を
私は必要としてたんだなぁって。
妹には
「母親1年生、頑張った姉ちゃんすごいよ!
姉ちゃんにプレゼント贈りたいよ!何がいい?!」
と連絡がきました。
息子への誕生日プレゼントじゃなくて
私にプレゼントをしたいって…
そうだよ!私、頑張ったもん!!!
身も心も削り、肌も髪もボロボロになって
大好きな仕事だって思うようにできなくて…
自分のためじゃなく息子のためにって
毎日毎日「子育て」頑張ったよ。
頑張ったよ…私、えらいよ!すごいよ!
そうだよ、私が1番ほめられるべきでは?
と、気分の上かり下がりがめちゃくちゃ激しいのですが(笑)
最近はそんなことを思う毎日でした。
"産後は誰かを頼って、甘えて、
1人で頑張らないでくださいね。
あなたはじゅうぶん、頑張ってますよ。
自分のことを大事にしてくださいね。
まずは自分!自分ですよ。"
助産院に来られる産後のママにいつもかける言葉。
本当にそれをすべきは自分自身でした。
来年、またこの絵本を読んで
私は、またこの1年もつらかったと泣くのかな。
それとも「去年は号泣してたなぁー😂」って
笑えているかな。
笑っている日が少しでも増えてたらいいな。
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