NCPR
NCPRの研修にいってきました。
免許の更新の時期だったので
友達の助産師が勤めている病院で
講習を受けさせて頂きました。
NCPRは新生児蘇生法のことです。
生まれてすぐ、元気に泣いて
皮膚はピンク色で…
が当たり前だと思っていますが
本当に予期せず
しんどい赤ちゃんが生まれるときがあります。
生まれてすぐ泣かない
自発呼吸がない
動かない
皮膚も青白い……
だらりと生まれた赤ちゃんを
すぐに蘇生するための講習です。
赤ちゃんが生まれてから
60秒以内に必要であれば人工呼吸開始です。
その判断もしないといけません。
以前勤めていた病院で。
夜勤中、産まれる前から心音があやしくて
産まれたらやっぱりしんどい赤ちゃん
立ち会った後輩助産師は
NCPRを受講していても
いざそんな赤ちゃんを目の当たりにすると
怖くて動けません。
あれして!これして!!
と、夜間は小児科医不在のため
後輩に指示をだし2人でNCPRをし、
赤ちゃんはやっと泣いてくれました。
あのときの怖さ。
何分か処置が、判断が遅れたら
赤ちゃんを救えないかもしれない。
脳に障害を負わせるかもしれない。
お産が終わって私と振り返りをしているとき
後輩助産師は泣いてました。
怖かった…と。
でも、これも経験だと思うのです。
そんな症例にいくつも遭遇していると
自然と身につきます。
(極力さけたいですが…😣)
きっと泣いてた後輩も
今は新人の助産師さんに
指導してくれているんじゃないかと思います😌
えらそうに言ってる私でも
今日、実習の講義をしてくださった
小児科医からの質問に
……どやったけ?😅と
教科書を見直すという…😱
人は90日で経験したことを忘れるそうです。
継続して勉強していこうと思いました。
お産は何が起こるか分かりません。
そのときに慌てず後悔しないでいいように。
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