おっぱいについて

7月に入ってから毎日
おっぱいトラブルの方が来院されています。

乳腺炎になった
しこりができて痛い
白斑ができて痛い、抜けない

他にも母乳で頑張りたい!と
今ミルクを減らして頑張っていらっしゃる方もいます。

トラブルがあるときや
母乳の分泌をあげたいときは
授乳の回数、頻度、赤ちゃんの吸い方や
授乳姿勢も、もちろん大事なのですが。

産後は寝不足です。
昼も夜も関係なく授乳してますよね。

寝不足というだけでも
体は疲れがとれず、疲れは蓄積していきます。

夜に眠れなかったぶんは
昼もお昼寝をしておくこと。
赤ちゃんの睡眠リズムに自分も合わせること。

これはとっても大事です。

夜眠れてないのに
昼間に洗濯して掃除して食事の準備をして
あれもしなきゃ、これもしなきゃ、
まだできる、
他の人はやってるから自分もやらないと、
そうして追い込むうちに
疲れからおっぱいトラブルに繋がったり
分泌をあげたくてもなかなかあげれなかったりします。

そして食事もしっかりとってください。
甘いものを食べるとおっぱいがつまりやすい、とは
昔はよく言われていましたが
今は科学的根拠はありません。

しかしそうは言われても
チョコレートをひとかけ食べただけで
毎回おっぱいをつまらせる方もいらっしゃったのは事実。

産後は甘いもの、油ものよりも
あっさり和食にこしたことはないです。

ただ、産後はお腹も減りますよね。
母乳はものすごいカロリーなので
母乳育児中はどんどん食べてください。
(できたらおにぎり🍙がおすすめ)
体重がなかなか戻らないからと食事制限され
分泌が落ちたかもと相談された方もいらっしゃいました。

ごはんはしっかり食べましょう!!

休息をとること
食事をとること
当たり前のことがなかなか出来ない人も多いです。

おっぱいトラブルを繰り返している方は
体が休んで!とサインを送っています。

周りの人に頼りましょう。
近くにサポートしてくださる方がいなければ
行政の子育て支援に問い合わせてみましょう。

ごはんはスーパーのお惣菜でも
コンビニのお弁当でも
なんでも良いのです。

添加物が…栄養バランスが…は、
いったん置いておいて良いです。
それはもっと余裕が出てきたら考えましょう。


いろんなことちゃんとしてるのに
毎回乳腺炎になるからつらくて
母乳育児やめようかと思ってます、と
悩まれていた方もいらっしゃいました。

つらかったら、やめてもいいと思います。
私もできる限りのサポートはしますが
赤ちゃんはミルクでもちゃんと育ちます。
授乳がストレスで、つらくて
育児が楽しくない、赤ちゃんがかわいくないと
思うくらいなら
ミルクに切り替えて余裕をもって
ママが赤ちゃんに笑顔で向き合う時間が長い方が
私はよっぽど良いと思います。

母乳で育てることが素晴らしい!
と、なんでも母乳母乳と書かれていますが
母乳だってミルクだって
育児には変わりないのですから。
そこに愛情の違いは無いです。

自然分娩で完全母乳が立派なママですか?
帝王切開で完全ミルクでも立派なママです。

母乳をとめるか悩んでいたママも
そうか、いつでも辞めれるんやったら
もうちょっと続けてみようかな?と
今もまだ頑張っていらっしゃいます。

最近はそのママも、
ずいぶん表情がやわらかくなったなぁと思います。
ときどき、またおっぱい怪しいです!と
連絡をいただきますが
私はいつでもケアできますので
安心して母乳育児を続けてくださったらいいなと思います。


しお助産院

【営業時間】 平日 10:00〜14:00(最終受付13時) 完全予約制です。 産後デイケアは随時受け付けております。

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